RAM Cartrishは5V I/Oに対応したFPGA開発ボードです。
FPGA内にロジックを組みあげることで、さまざまな用途に対応する拡張環境が構築できます。
もちろん基板単体でもFPGAやマイコンの動作は可能で、各種マイコンやFPGAのデバッグ用ポートが引き出されているため、細かな動作実験にも使えます。
プロトタイプのRAM CartriSHと比べて、FPGAのロジックエレメント数が増えています。それによりプロセッサIPも搭載しやすくなりました。(8kLE以上推奨)
RAM CartrishのFPGAは、カードエッジコネクタと周辺ポートのマッピングを担当します。外部にSRAMや周辺回路を接続し拡張することができます。
SRAMを接続した場合に備えてバッテリーバックアップ機能も付いています。
注意
このデバイスは自作プログラムの開発・デバッグ用です。
市販されているゲームカートリッジからダンプしたようなROMイメージに対して、法律に反する形での実行や改造を幇助、奨励するものではありません。
スペック
FPGAオンチップメモリ 16kB、32kB (搭載のFPGA規模による)
SFC標準メモリバス対応 (拡張バスを利用するような特殊な機能は非対応)
拡張RAMボード(Flex RAM Boardシリーズ)対応
オプション
・Nios II環境構築用48MHzオシレータ実装可能
・拡張メモリボード「Flex RAM Board」接続可能
・外部メモリバッテリバックアップ機能利用可能
・PIC IC搭載可能
必要開発環境
本デバイスはファームウェアにあたるプログラムやロジック情報は書き込まれていません。
必要なインタフェースに対応させるには、必要に応じてFPGA用のコンフィギュレーションファイルや付随するマイコン用のプログラムを自作する必要があります。
ファームウェア開発ソフト&機材
・MAX10 FPGA開発環境
Intel Quartus primeなどMAX10デバイスを扱える開発環境
USB-Blaster相当のJTAGアダプタ(3.3V)
・RL78/G11マイコン開発環境
Renesas CS+ またはe²studio
RL78マイコン用ツールチェイン
フラッシュ書き込みツール
E2エミュレータ LiteなどRL78マイコン書き込み用通信ライン
・PIC12開発環境
Microchip MPLAB X IDE/IPE
PIC12シリーズ用ツールチェイン
PICKIT3以上のPIC書き込み環境
型番情報
RC2-M04-BR
MAX10 FPGA(4kLE)+外部メモリバックアップ回路、RL78マイコン搭載
RC2-M08-X48BR
MAX10 FPGA(8kLE)+外部メモリバックアップ回路、RL78マイコン搭載
ハードウェア情報
各コネクタのピン配置は以下の通りです。
(画像準備中)
ソフトウェア情報
ベーシックなファームウェアについては準備中です。
ファームの提供は諸事情により中止します。
注意書き
このデバイスを用いたことにより生じた不利益・損害などに関して当サークルは一切責任を負わないものとします。ご自身の責任のもとご使用ください。